新規の方はFacebookをフォローしてください。

任意の文字を含んだページを表示します。


延岡史談会のロゴマーク
「縣(あがた)」
延岡史談会とは

延岡史談会は、昭和10年(1935年)6月11日の創立、2025年に創立90周年を迎える地域史の調査研究団体です。「歴史文化都市延岡」を核とする宮崎県北や関連地域の歴史・地理および民俗を調査研究し、文化財の保護保存に努め、郷土の文化の向上に寄与することを目的として活動しています。延岡史談会の詳細と活動内容については「組織と会則」や「事業内容」をご覧ください。
延岡・宮崎県北地域の歴史や文化、民俗に興味関心のある方ならどなたでも会員になれます。入会の手続きについては「入会申込み」をご覧下さい。

延岡史談会のロゴマーク「縣(あがた)」について

この延岡史談会のロゴマークは小篆(しょうてん)書体の「縣(あがた)」という漢字で、奈良時代から江戸時代の元禄5年(1692)までの延岡の古地名「あがた」を表しています。
「あがた」とは、延岡の場合も全国各地の「アガタ」と同じく、古墳時代の5世紀前後に首長が支配領域の一部を割いてヤマト政権に献上した「アガタ」に由来する地名です(『宮崎県史通史篇古代2』)。
奈良時代になると、和銅6年5月(713)の元明天皇の勅令「諸国郡郷名著好字令(しょこくぐんごうめいちょこうじれい)」によって国、郡、郷の地名標記を「良い意味の好字(佳字)二文字」で統一することとなり、延岡は「英多(あがた)」と表記されるようになりました。「英」は「美しい、優れている、秀でている」、「多」は「多い、たくさん」の意味です。承平5年(935)の『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』には「日向國臼杵郡英多」と記されています。
その後、鎌倉時代、建久8年(1197)の日向国(今の宮崎県)の荘園の状況を記した『日向国図田帳』には豊前国(大分県)の宇佐神宮領の荘園「縣荘(あがたのしょう)」と表記されており、その後14世紀の室町時代までに「縣」の一文字で表記することが定着したと考えられます。
その後、江戸時代の元禄5年2月23日(1692)に縣を「延岡」と改称(『徳川実紀巻二五』)して現在に至っていますが、「あがた」の地名は「安賀多町」として残っています。

この写真は延岡最古の神社と考えられる神明宮の扁額(へんがく)です。神明宮は現在の安賀多神社。もとは今山に鎮座していましたが天正6年(1578年)に豊後大友氏の縣侵攻で消失したものを、寛永元年(1624年)に延岡藩主有馬直純公が現在地に再興しました。

最新情報

【キリシタンと関係ある延岡の史跡をご案内しました】
日 時:9月28日(土)10:00~14:00
会 場:無鹿軍営跡、城影寺、松尾城
宮崎市、日南市、日向市から来延されたキリシタン史に興味をお持ちの方々4名のご依頼により、天正6年(1578)のキリシタン大名豊後大友氏による縣(あがた、延岡の当時の地名)侵攻で落城した縣土持氏の居城松尾城、縣制圧後に大友宗麟が教会堂を築きミサを執り行ったと伝わる無鹿軍営の跡、江戸時代初期の天草の乱に参戦した有馬家延岡藩戦没者碑のある城影寺をご案内しました。

【第3回公開講演会を行いました】
日 時:令和6年8月18日(日)14:00~15:30
会 場:延岡市社会教育センター1階第1研修室
講 師:古林 直基 氏(高鍋町教育委員会)
演 題:「鳥羽伏見戦争と延岡藩」
資料代:200円
後 援:宮崎日日新聞社、夕刊デイリー新聞社、ケーブルメディアワイワイ
参加者:会員30名 一般14名 計44名

【第2回公開講演会を行いました】
日 時:令和6年7月20日(土)14:00~15:30
会 場:延岡市社会教育センター(延岡市本小路39-1)
講 師:宮田 卓郎 事務局長
演 題:「神道ではない「かみ」を文 化史的観点から分析し、八幡神の北日向(延岡)勧請と、律令政府の大隅国経営との関係について考える」
資料代:200円
後 援:宮崎日日新聞社、夕刊デイリー新聞社、ケーブルメディアワイワイ
参加者:40名(会員21名、一般19名)。

【第1回公開講演会を行いました】
日 時:6月16日(日)14:00~15:30
会 場:延岡市社会教育センター(延岡市本小路39-1)
講 師:甲斐 典明 会長
演 題:「城下町延岡の原風景~1680年頃の延岡城下町と周辺の村々を訪ねる~」
資料代:200円
後 援:宮崎日日新聞社、夕刊デイリー新聞社、ケーブルメディアワイワイ
参加者:72名(会員45名、一般27名)。多くの一般の方々に参加いただきました。会員には12月1日に開催する「のべおかさるきブラアガタ第2弾」の事前研修を兼ねました。

西都原考古博物館スタッフ・ガイドさんの延岡研修をご案内、解説しました】
日 時:6月5日(水)13:30~15:00
会 場:延岡城址
宮崎県地方史研究連絡協議会の構成団体をつうじて依頼を受けた、西都原考古博物館運営支援事業部NPO法人「iさいと」のスタッフ・ガイドさんの延岡研修。午前中は延岡城・内藤記念博物館で研修。午後の延岡城址研修を甲斐会長がご案内、解説しました。
延岡史談会では、会則にもありますように郷土文化の向上に寄与する事業として、ご依頼があれば延岡の史跡を無料でご案内いたします。

延岡史談会令和6年度総会を開催しました
日 時:5月26日(日)14:00~16:00
会 場:延岡市社会教育センター(延岡市本小路39-1)
本年度の事業計画と予算案を確定し、歴史・民俗・古文書の各領域ごとの調査研究や公開講演会、領域研究発表会、史跡巡検の通常事業、文化庁補助事業「のべおかさるきブラアガタ第二弾」および延岡市史編纂事業の依頼事業などを行います。各事業についてはその都度このホームページでご案内いたします。
来年、令和7年(2025年)、延岡史談会は創立90周年の大きな節目の年を迎えます。これに加えて宮崎県地方史研究連絡協議会の秋季研究大会延岡大会を主管する年でもあります。今年は、90年の歴史に相応しい次の段階に向けた、ブラッシュアップを図る1年間にしたいものです。

今後の予定

今後のイベント

延岡史談会 新年会のご案内

「延岡史談会新年うったち会」を次の要領で開催します。延岡史談会会員ならどなたでもご参加いただけます。奮ってご応募ください。

日にち:2025年1月10日(金)
会 場:国技館
受 付:18:00~
開 始:18:30~
開催者:延岡史談会
会 費:4,000円
備 考:
・飲み食べ放題ではありません。
・会費には飲み物として生ビールジョッキ3杯分程度見積もっています。
・メニューから別に単品のご注文、及び高額な飲物は各自その場で自己決済してください。
・飲物の持込は許可を取ってありますが、持込料金が発生します。